1997年のネパール研修の思い出より

1997 年に参加したネパール研修を振り返ってみようと思います。
この研修では、カトマンドゥ、チトワン、ルンビニー、ポカラを訪れ、10 泊の旅でした。

カトマンドゥでは、ヒマラヤ最古の寺院と言われ、小高い
丘の上に建っているスワヤンブナート寺院へ行きました。
真っ青な空、そして、寺院の中央にそびえる仏塔に描か
れたブッダの眼が印象的でした。

チトワンは国立公園で、象やジープの屋根
の上に乗って、ジャングルサファリを心ゆく
まで楽しみました。
また、現地の若者の踊りを見たり、大自然
の中でゆったりと過ごしました。

釈迦誕生の地、ルンビニーでは、マーヤー・デーヴィー寺院へ行きました。
釈迦の産湯にも使われたと言われる池が残っていて、池のほとりには大きな菩提樹がありました。
自由時間がたっぷりあって、ゆっくりと瞑想をしました。

ポカラでは、チベット密教の僧院で、僧がされている瞑想について直接、説明があり、
金井先生が通訳をして下さって理論と実践を学びました。
また、日帰りのミニ ・ トレッキングでは、ヒマラヤを満喫したり、湖ではボートに乗り、花がきれいな庭で湖を眺めながら食事を楽しみ、のんびり過ごしました。

ネパールの旅では、景色を眺めながらバスで移動している時など、日に幾度となく涙が頬をつた
い、それが数日、続きました。
最初は 「 えっ、どうしたんだろう ・・・ 」 と戸惑いました。
でも、辛かったり、感動したり、何か感情がこみ上げてくるわけではありませんでした。
涙が流れているのに、心は静かです。
そして、そういう自分をそのままにしていました。
ルンビニーのホテル近くでひとりで瞑想をしている時、初めて自然なゆっくりとした体動がありま
した。
それまでの私は、いつも何かにとらわれていて、自分を抑圧していたのでしょう。
共に、旅をしながらも、ネパールでひとりで過ごす時間はとても貴重なものでした。

ポカラから見たヒマラヤ

ポカラから見たヒマラヤ

帰国後、私の身体に必要な自然な体動によって今も、身体が調整されています。
長い時を経て今、振り返ってみると、ネパールの大自然に抱かれて、ネパールで過ごした日々
そのものが、まるで瞑想のようでした。