心が身体を支配して

指宿菜の花マラソンに、初めて参加した時のことです。
42 .195 km。   それは、私にとって未知の世界でした。

足は棒のようになり、30 km を通過した地点で 「 もう、限界。 走れない 」 と思った途
端それまで走り続けていた足が、ピタリと止まってしまいました。
その場で、暫くストレッチをし、それから一歩ずつゆっくり歩を進めながらも、ゴールでき
ない悔しさに涙が溢れました。
歩くこと数10 分。  でも 「 本当に棄権するのか 」 自分に問い掛けました。

いや 「 絶対、ゴールする 」 と強く決意した時、信じられないことにゴールをめざして再び
走り始めた自分が在りました。
振り返ってみると、この時ほど、心が身体を支配しているということを強烈に体感したこ
とはありませんでした。

普段の生活の中では、精神が欲しいと思うと、手を伸ばしてそれを掴むように肉体に命
令するわけです。
肉体が空腹を感じた時に、手を伸ばして食べ物を掴み取りたくても、それが他人のもの
なら、精神が手を伸ばすなと命令するわけです。
このように、日常生活の中では、常に精神が肉体を支配しているので、肉体はそれ自体
の自由な行動を取れないでいます。
ところが、瞑想によって精神が静かになることで肉体に対する支配力が弱まり、その結
果、肉体はそれ自身の欲求だけで動けるようになるのです。
著書 「瞑想 – 金井メソッド- 」 より引用

だからこそ、これからも一日の僅かな時間でも瞑想を続けて行きたいと思っています。

やっとで峠を越え、眼下に広がる池田湖、開聞岳、菜の花の黄色い絨毯が目に飛び込
んで来た時、大自然の雄大さに感動しました。
そして、ゴールした後の一杯のぜんざいが、何と美味しかったことでしょう。

開聞岳

開聞岳